お子さんが小学生だと、中学受験を考えているご家庭も少なくないでしょう。我が家もそうでした。
息子はわりと勉強が得意な方だったので、公立中高一貫校の受験を検討したことがありました。ですが、悩んだ末けっきょく地元の公立中学に進学することにしました。
このあたりの経緯について振り返ってみます。
サッカー三昧だった小学生時代
息子は小学生時代、県内でもそこそこ強豪として知られる街クラブに所属しており、サッカーに明け暮れる毎日でした。
平日はサッカースクールにも通っていたので塾通いする時間的余裕はなく、勉強は家庭学習しかしていません。
当時はサッカー選手を目指していたので、私も試合の送り迎えをしたり、練習に付き合ったりと、できる限りバックアップしていました。
サッカー少年の中学での選択肢
サッカー少年も小学校高学年になると、中学生以降のことを考えるようになります。
中学生になってからのサッカーとの関わり方には、およそ3つの選択肢があるといってよいでしょう。
- クラブチームに入ってサッカーを続ける
- 中学校の部活としてサッカーを続ける
- サッカーは小学生までやめる
なお、例外はありますが、サッカーが得意な子ほど上の選択肢を選ぶ傾向があります。
公立中高一貫校という選択肢
息子はクラブチームでサッカーを続けることに迷いはなかったんですが、問題はどの中学校に入るかでした。
クラブチームに入る子の場合、地元の公立中学に通うパターンがほとんどです。
しかし、私は学業でもできるだけ良い環境を用意してあげたかったので、小学4年生頃から中学受験も視野に入れていました。
ただ、当時の家計負担を考えると、私立中学は厳しかったので公立中高一貫校に絞って検討してみることにしました。
強豪サッカークラブからのスカウト
ところが、小学5年生の秋ころに状況が変わります。ジュニアユース(中学生年代のこと)を擁する強豪サッカークラブの監督からお誘いをいただいてしまったんです。
息子にとっては非常に嬉しい話だったんですが、問題なのはクラブチームの活動場所です。
平日の練習はいったん帰宅してからクラブチームの本拠地で行いますが、同じ県内とはいえ、自宅から1時間半以上かかる場所だったんですね。
もし、公立中高一貫校に通いながら、このクラブチームに通うとなると、どう足掻いても物理的に練習時間には間に合いません。
しかし、息子はすっかりこのクラブに入る気満々です。
文武両道を貫き通した中学生時代
けっきょく本人の意思を尊重して、公立中高一貫校の受験はしませんでした。文化祭にも行って好感触だったんですけどね。
小学校卒業後は地元の公立中学に進学し、誘っていただいたクラブチームでサッカーに明け暮れる毎日でした。多忙な3年間でしたが、文武両道を貫き通し充実した中学生時代だったようです。
本人に後悔はないようですが、サッカーを選んで中学受験を諦めたことが正しい選択だったのかは、今でも分かりません。
でも、子どもの人生は子どものものなので、正しかったかどうかは本人が決めればいいことです。
親にできることは、子どもの決断をサポートすることだけなのかもしれません。
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