『反省させると犯罪者になります』から得られる7つの子育てのヒント

『反省させると犯罪者になります』から得られる7つの子育てのヒントおすすめの教育本

「『反省させると犯罪者になります』って、子育てに関わる人は読んだほうがいいっていうけど読む暇がない。」

「子育てのヒントになるところの要約だけ知りたい!」

私は、@ogura704 さん、@mahisan8181 さんから、『反省させると犯罪者になります』をツイッターを通してご紹介いただき、早速一気読みしました。

その後、いくつかのポイントをコメント付きでツイートしたところ、多くの反響をいただいています。

本記事では、とくに子育てのヒントになるところを7つにまとめてご紹介します。お読みいただければ押さえるべきポイントが分かりますよ。

子育てのヒント

  1. 子どもの「ありのまま」を否定するしつけはしない
  2. 反省させる前に寄り添う
  3. 子どもの問題行動はチャンス
  4. 子どもは親にされたことをするようになると心得る
  5. 子どもを正論で追い詰めない
  6. 夫婦関係を良好に
  7. 親自身が無理せず「ありのままの自分」を出す

ヒント1.子どもの「ありのまま」を否定するしつけはしない

子どもの「ありのまま」を否定するしつけはしない

しつけが本来の自分を抑圧する

私達が日常的に行っている「しつけ」や「教育」が、実は子どもや若者たちを犯罪者にしている側面があるのです。

しつけの多くは、多かれ少なかれ「ありのまま」の子どもを否定することになります。

すると、「ありのまま」では親の愛情を受けられなくなるため、子どもは自分に無理をして頑張ろうとしてしまいます。

無理は心に歪みを生じさせます。

本来の自分を否定して抑圧し続けると、いつか爆発するかもしれません。

厳しい子育ては「人とのつながり」を作りづらくさせる

「我慢できること」「1人で頑張ること」「弱音を吐かないこと」「人に迷惑をかけないこと」といった価値観は、りっぱなことのように思われますが、見方を変えると、「人とつながること」を阻害する要因にもなります。

また、人間は社会においてお互いに頼り合って生きていくものです。完全に自立している人間なんていません

ところが、子どもの頃に厳しく育てられ、甘えることを許されないまま育つと、この相互依存の人間関係を築きづらくなってしまいます。

しつけは「ありのまま」を認めることが前提

以上のことから、従来型の指示や強制するしつけは危険です。

まずは「ありのまま」の子ども自身を認めること。その上で、子どもの心に寄り添い、対話を通じて本人が自ら気づくようなしつけを心がけたいものです。

ヒント2.反省させる前に寄り添う

反省させる前に寄り添う

まずは子どもに寄り添い共感する

問題を抱えた人は、幼少期の頃から親に自分の言い分を聞いてもらえず、言いたいことを言おうものなら、すぐさま親から「甘えるな」「口答えするな」と反省させられ、否定的な感情を心のなかに深く抑圧している。

親は、子どもが何か問題を起こすと、すぐに悪い点を責めて反省を求めがちです。

私は、それが必ずしも悪いことだとは思いません。ただし、親子間に十分な信頼関係ができている時に限ります。

問題行動があったときの理想的なアプローチは、この順番で考えるとよいでしょう。

まずは、子どもに共感して信頼関係を作ること。これがないと、何を言っても響きません。反抗期だったりするとなおさらです。

人は、自分のことを理解してくれる人を、常に求めています。

自ら気づくようサポートする

そして、「何が問題で、これからどうしたらよいのか」を大人から押し付けられるのではなく、本人自ら気づくことが大切です。

大人の役割は、この「気づき」を自ら得られるようサポートすることでしょう。

ヒント3.子どもの問題行動はチャンス

子どもの問題行動はチャンス

問題行動が出たときは「支援のチャンス」なのです。どこかで誰かが介入して、負の連鎖を断ち切らないといけません。

子どもが問題行動を起こすと、うんざりしませんか?

普通はそうですよね。

でも、それが子どもが抱えている「寂しさ」や「悲しさ」「苦しみ」といった表現のひとつと考えるとどうでしょう。

問題行動とは、「自己表現」の一つだからです。

もっと大きな問題が起こる前に、子どもの心の悲鳴に気づくチャンスと考えることもできます。このチャンスを逃さず生かしましょう。

問題行動が分かれば、親や教師は子どもの言葉にじっくり耳を傾け、否定的な感情を口から出させればいいのです。

ヒント4.子どもは親にされたことをするようになると心得る

子どもは親にされたことをするようになると心得る

「大人になると、嫌いだったはずの親に自分が似てきていることに気づく」経験のある方は多いのではないでしょうか?

もちろん遺伝的な要因もあるのでしょうが、きっとそれだけではありません。

「虐待は連鎖する」

よく言われることですよね。

賛否両論あるでしょうが、完全に否定できるものではありません。幼少期から教育虐待を受けてきた自分自身を振り返っても、少なくともその傾向はあると言えます。

しかし、このままでは自分に育てられた子どもが親になった時、また同じような子育てをしてしまうでしょう。どこかで、この連鎖を断ち切る必要があります。

もし「自分がされて嫌だったことを子どもにもしている」ことに気づけたなら、自分の代で食い止められるチャンスだと思ってください。

自分の中に刷り込まれた価値観は、そう簡単に抜けるものではありませんが、まずは一歩ずつ踏み出していきましょう。

ヒント5.子どもを正論で追い詰めない

子どもを正論で追い詰めない

正論は「言葉の凶器」とは、まさにその通り。

問題行動を起こす子どもに必要なのは正論ではありません。その子どもが、「どう感じたのか」「どうして欲しかったのか」を知ることです。

子どもは、まず自分のことを分かって欲しいんです。

そして、親が教えるよりも、自分から「何が正しかったのか」気づく方が自分のものになります。子ども自身が気づくためのサポートこそが、親の役割と言えるでしょう。

ヒント6.夫婦関係を良好に

夫婦関係を良好に

両親の価値観に多少偏りがあったとしても、仲が良ければ大丈夫です。両親が不仲であると、子どもは「自分が悪い子だから、お父さんとお母さんは仲が悪いんだ。いい子になろう。」と考えます。

私の両親は仲が悪く完全に家庭内別居状態でしたが、私の場合は自分のせいだとは思っていませんでした。原因が、父の母に対する侮辱的な態度であることが分かっていたからです。

ただ、家庭が崩壊していたので、「子どもっぽさ」を保ち続けるのは難しかったですね。

子どもは「大人の振る舞い」を強いられると自分を抑圧することになり、どこかで爆発する危険を持ち続けることになります。

なお、私自身も少なからず父の影響を受けているので、ひょっとすると無意識に妻に対して父と同じような態度を取っているかもしれません。自戒を込めて、この項目を入れておきたいと思います。

ヒント7.親自身が無理せず「ありのままの自分」を出す

親自身が無理せず「ありのままの自分」を出す

しっかり自分の心のなかにある「子ども」の部分を出す場があれば、「いい我慢」ができるのです。

社会生活する上では、どうしても我慢しなければならない場面はあります。

しかし、ずっと我慢し続けていると、いつか爆発してしまいますよね。ですから、家の中ぐらいは我慢せずに「ありのままの自分」を出せたほうがいいんです。

そのためには、まず親自身が無理せず「子どもっぽい」部分も出していくことです。

家庭が「子どもっぽさ」を出せる場であれば、子どもは遠慮なく「ありのままの自分」を出せるようになります。きっと、外でも良好な人間関係を築けるようになるでしょう。

子どもに関わるすべての方に早めに読んで欲しい

『反省させると犯罪者になります』をもとに、子どもの問題行動の原因を子育てに焦点を絞って考えてみましたが、もちろん原因は親だけとは限りません。

他にも、教師やスポーツ指導者などが原因になることもあるでしょう。

本書には、子どもを犯罪者にしないためのヒントがたくさん詰まっています。ぜひ子どもに関わるすべての方に、できるだけ早く読んでいただくことを願います。

以上、『反省させると犯罪者になります』から得られる7つの子育てのヒント…でした。

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