我が家には3人の子どもがいますが、一番上の長男は今、大学生です。
小学校と中学校は地元の公立、高校と大学は私立ですが、すべての学年を通じて10位以内の成績をキープし続けてきました。
家庭学習の徹底
塾通いは一度もなし
彼はサッカーで忙しかったので、今まで一度も塾に通ったことはありません。しかも、私も妻も中学生以降は勉強に関してまったくのノータッチでした。
なぜ、塾通いもせず親のバックアップもなしで、成績上位をキープし続けられたのか?
その理由は、小学生時代の教育方法にあります。
手間をかけて家庭学習に付き合う
小学1年から4年生ぐらいまでは、彼の家庭学習にとことん付き合いました。親にとっては手間と時間のかかるやり方なので、費用はかかっても塾通いをさせた方が効率的だったでしょう。
しかし長い目で見ると、あとで楽ができるのは塾通いよりも家庭学習を徹底させる方なんです。
トータルでコスパの良い教育
小学5年生以降は、親が何も言わなくても自分から進んで勉強していました。定期テスト対策も自分で考えて行っていたようです。
かりに中学生の3年間塾通いすると、平均月謝は約2万6千円なのでトータル100万円近くかかることになります。
塾の平均月謝は、中学生全体で2万6064円となっています。
これだけの費用をまったくかけずに希望する高校に進学でき、大学進学時には優秀な学生のみに給付される奨学金を得ることもできました。
振り返ってみると非常にコスパの良い教育だったことになります。
使ったのは進研ゼミと市販教材のみ
小学生の頃は、進研ゼミと市販教材を使って学習しました。
友達の影響から始めた進研ゼミ
進研ゼミは、小学1年生のときに長男のお友達がやっていたところ、本人も「やりたい!」と言うので、あまり深く考えずに始めました。
3年生ぐらいまでは順調に学習を進めていましたが、4年生以降はだんだんと未着手のテキストが溜まっていくようになりましたね。「進研ゼミあるある」です。
小学校高学年になるとサッカーで忙しく、なかなか勉強時間を確保できなかったのが主な原因です。
中学校に上がるときに「進研ゼミ続ける?」と聞いたところ、「もういい」と言うので進研ゼミは小学生までで終了となりました。
市販教材は百ます計算、漢字ドリル、算数パズルなど
いっぽう、市販教材では、陰山先生の百ます計算や漢字ドリルをよく使いました。単純な反復学習ですが、これで基礎学力が身につきました。
小学3年生以降になると、宮本先生の算数パズルも併用することが多かったですね。
本人が望まなかったので中学受験をさせるつもりはなかったんですが、地頭を鍛えて欲しいという思いから、算数パズルに取り組んでもらいました。
楽しく学べて算数脳を鍛えられるという意味では、やって良かったと思います。
中学生以降の学習方法は自己流
中学生以降は、私も妻も息子の勉強にはノータッチでした。通信教育も通塾もしていませんし、市販教材も本人からのリクエストがなかったので一切購入していません。
「勉強しなさい」と言ったことも一度もありません。
定期テスト対策は、学校から配布された教科書とドリルのみで自己流で行っていたようでしたが、それでも高校卒業まで常に学年10位以内の成績をキープしていたようです。
小学生時代に身につけた学習習慣は一生モノ
テクノロジーの進歩が著しく、変化のスピードの早い現代においては、学びは学校を卒業したら終わりではありません。
「平成30年度文部科学白書」でも、このように生涯学習の必要性が言及されています。
社会の変化の激しい今後の時代においては,学校を卒業し,社会人となった後も,大学等で更に学びを重ね,新たな知識や技能,教養を身に付けることが必要です。
小学生時代に学習習慣を身につけておけば、「当たり前のように自ら学ぶ姿勢」が身につきます。
学び続けることで自分自身をアップデートできるということは、一生を通じて大きなアドバンテージになるはずです。
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